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自動車レースの衰退は

自動車レースは衰退の危機を迎えているという意見が多く聞かれます。地球温暖化に伴う排出ガス規制が世界的に叫ばれ、ハイブリッド車や燃料電池車、電気自動車などが世界的に普及しており、従来のガソリンエンジンによるパワフルな動力性能を求める場面が非常に少なくなっています。

エースの世界に於いてもその動きは非常に顕著で、現在ではF1に於いてもハイブリッドエンジンが義務付けられ、ガソリンの消費量が少ない中で如何に効率よく走行するかを競うレースに変わってきています。その為、従来のような面白さが無くなったという声も多く、その意味で衰退の危機を迎えているという意見が多いのです。

しかし、その意見は一部当たっていますが、一部は間違っていると言える部分が有ります。

本来、自動車レース自体は非常に贅沢なものでした。同じ場所を何周もまわってそのタイムを競うという非常に単純でありながら危険が伴うものに対して莫大な人とお金を掛け、ガソリンを無駄に使って賞金を競うという、一見何も生み出さないもののように思われることが多いものです。

しかし、自動車は人と物を遠くに効率よく運搬する使命を帯びており、その耐久性と安全性が担保されなければいけないものです。その為に耐久性や安全性は確保されなければいけないものであるため、その技術を検証する場所として開かれているものであると考えればこれは非常に有意義なものであり、また魅力のあるものでもあります。

世の中が新技術に向いており、従来のガソリン車による豪快な音とパワフルな走りが従来のレースの醍醐味だとすれば、その意味では今後も衰退していくものです。

しかしこれからはハイブリッド車や燃料電池車、電気自動車などが其の垣根を越え単純に同量性能や危険回避能力を比較し向上させるという意味合いであれば今後ますます発展して行く分野でもあり、またその中から自動車レースとしての新しい魅力が生まれてくるものです。